若林区調査中間報告

コミュニティー部門


災害危険区域の図

移転意向調査の結果

移転問題は、災害危険区域の指定を受けているかどうかによって問題が大きく異なる。

○災害危険区域

現地再建の希望者もいるが、多くが移転を希望し、石場地区に10世帯ほどが移転する以外は、東部道路の西側に多く移転すると思われる。危険区域内の移転意向は右の図の通り。

○災害危険区域外

現地で再建するか、内陸部へ移転するかに大きく別れる。どちらにするか決めかねている方も多い。

  • 現地再建の場合
    宅地の盛土・かさ上げの費用の補助
  • (ある程度まとまっての)移転の場合
    住宅再建費の利子相当分、引っ越し費用の補助

仮に内陸部に移転したならば…?

  • 煩雑な手続きや多額の造成費が必要 ⇒ 住民の方の負担が大きい!+移転時期が未知数
  • 農家は居住地と農地が分離する⇒職住分離でいいのか、移転をためらう方も。
  • 決めかねている方が現地再建、移転の判断をするのはもう少し時間が必要。

○単独移転

危険区域内外問わずいるため、大部分の方が現地再建している神屋敷・笹屋敷以外はコミュニティーの構成員が減少する。移転先は一ヵ所に集中しておらず、既存の住宅地に点々と移転する地区もあり、これまでの海や堀、畑などに囲まれた住環境ではなくなる。


問題の背景と課題


藤塚の五柱神社跡

現在、住民の方は主に応急仮設住宅、みなし仮設、現地再建した家などで暮らしている。
このように分散しているため、どうしても住民の方同士のつながりが希薄になっていることが大きい。
少なくとも移転完了までの数年の間はこうした状況が続くだろう。被災の程度、受けている支援、現在の住環境などにおいて差が生じていることも希薄化に拍車をかけている。
また、これまでコミュニティの媒介として機能してきた景観(松林やイグネなど)、神社やお寺が失われてしまったこともコミュニティの再生には大きな問題である。

小学校


荒浜小学校

これまで地域の中で教育や交流の場として機能していた荒浜小、東六郷小に関しては教育委員会から将来的に近隣校と統合する方針が出されている。
校舎については、建築物として使用することは可能だが、取り壊すのか、震災の遺構として残すのか等はまだ決まっていない。


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